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日経流通新聞 2007年8月22日
短期間ビジネス留学
1週間でも立派な卒業生
キャリアのための留学というと、20代のうちに経営学修士(MBA)を取得するのがいわば王道。30代に突入すると、仕事や家庭の事情から自発的に留学のためにキャリアを中断するのは難しくなってくる。
それでも会社を辞めずにきちんとした留学はできる。留学を考えていながら、かなわなかった人たちが再挑戦する道として、超短期ビジネススクール留学という選択肢がある。
ハーバードビジネススクールやコロンビア大学などの名門校は、世界中の忙しいビジネスパーソンのために、1泊2日ー1週間のビジネスコースを開催している。
もちろん、そんな短期間、「行っただけ」では、通用する英語をモノにするのは難しいだろう。費用も1週間コースの場合、授業料や渡航費、宿泊費、食費などを合わせて100万円程度が目安という。
だが、一番の魅力は、まず、たった1週間でも朝から晩まで本場のビジネススクールを体験できること。さらに、きちんと修了すれば通常の学位を取得した学生と同じ「卒業生」としてアルムナイ(卒業生)クラブのメンバーにもなれること。つまり、1週間でもハーバードビジネススクールの立派な卒業生であり、そこで人脈を広げたり、友人をつくったりできるのだ。
コースの内容も、総花的なものではなく、MBAのトピックスが絞り込まれたものが多い。金融からブランディングまで幅広くそろっており、留学する人の役職や在籍する会社の規模に合ったコースが用意されている。「受講を前提に猛勉強する、少々さびついた英語をブラッシュアップするという方が多く、年齢層としては35歳から50歳くらいの方にぜひおすすめしたいですね」というのは、短期ビジネス留学についての著書も多く、カウンセラーとしても活躍している留学図書館の平川理恵さん。
今まで日本人にはあまり知られていなかったが、最近は2ー3年おきに訪れるリピーターも増えつつあるという。超短期留学は、忙しくても英語を勉強し続けるモチベーション、広い視野と自信を手に入れる貴重な自己投資といえそうだ。
(カフェグローブ・ドット・コム社長 矢野貴久子)